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お着物はもっと自由に。

執筆者 | 2023年8月3日 | その他, ブログ

夏の季節は夏祭りや花火大会などで浴衣を着られる方は多いのではないでしょうか。

浴衣は手軽におしゃれが楽しめる和服ですよね。

夏祭りのお出かけに私も学生の頃よく着用していました。

今ではInstagramなどのSNSで自撮りをされて画像をアップされることも多いと思います。毎年のようにこの時期に現れる着物&浴衣警察。

せっかく楽しい気持ちで浴衣姿の写真をアップしたにもかかわらず、知らない人に着こなしに注意されてしまうと気持ちが沈んでしまいますよね。そのことがきっかけで着物を着たくなくってしまうかたもいると思います。本当に残念。

でも、そんな浴衣ですが、元々どんな用途で作られたのかご存知でしょうか?その歴史を知れば「いやいや、(^-^;浴衣なんで、個人の好きな着こなしで問題ない」と胸をはって自分らしいコーディネートができると思います。着物は難しいと思わず、もっと自由にコーディネートしていただきたいと思っています。

では、浴衣はどのようなものだったのでしょうか。

実は現代のようにおしゃれ着として着る和服ではなかったのです。

浴衣が作られたのは、平安時代のことです。当時、浴衣は貴族がお風呂に入る時に着る着衣「湯帷子(ゆかたびら」として使われていました。その当時の名称が語源になっていると考えられます。当時、お風呂とは湯船につかることではなく、蒸気を浴びるサウナのような「蒸し風呂」のことを指していました。

当時のお風呂で浴衣は、裸を隠すための用途と火傷防止、汗取りの用途で着られていたのです。

その後、時代が変わり安土桃山時代になると、浴衣はお風呂上がりに着る湯上がり着や寝間着として着られるように変わっていったのです。
今では夏のおしゃれ着として気軽に楽しめる着物の一種となりました。

いかがでしょうか、浴衣の起源=寝間着 です。

寝間着ということはルームウェアです。そう、どんな風にアレンジして浴衣を着たっていいんですよ。

基本の「右前」だけ守れば、着丈を短くしてミニスカートのアレンジをしたっていいんです。もっともっとたくさんの方に着物を楽しんでいただきたいですね。